ドコモ5Gオープンパートナープログラム

新ビジネスの実現を、協創で加速する。docomo 5G DXAWARDS 2021

第1回 docomo 5G DX AWARDS® 2021
オンラインセミナー

「欲しい未来は自分たちで作る!5Gビジネス×デザインの可能性」レポート

2021年5月14日(金)、「docomo 5G DX AWARDS 2021」の一環としてオンラインセミナーを実施いたしました。

これから5Gが浸透する世界において、私たちはどのような未来を描いていけるのでしょうか?そして、各業界におけるビジネスの可能性とは?

docomo 5G DX AWARDS 2021の外部審査委員を務めていただく西村 真里子氏、田子 學氏をお招きし、NTTドコモ 法人ビジネス本部 5G・IoTビジネス部 担当部長 有田 浩之とのトークセッションを通して「5Gビジネス×デザインの可能性」についてお話しいただきました。

テクノロジードリブンではなく、
「人間中心」で見つめ直す

5Gの登場から約1年、日本の市場環境は新型コロナウイルスの影響もあって大きく変化しました。あらゆる業界でDX化が急速に進み、リモートワークや遠隔医療、バーチャルライブなど様々な領域で新しい体験・価値の提供が生まれています。

冒頭、モデレーターを務める有田から「近い将来、単なる課題解決の実現にとどまらず、“使い勝手”や“心地よさ”が主戦場になる時代が来る」と、新たな通信インフラとなる5Gを活用した“心地よさの創出”がビジネスの鍵になることが伝えられました。

「これからはテクノロジードリブンではなく、人間中心で考えるソリューションが必要になります」と述べたのは西村氏。コロナ禍で多くの人びとの価値観が変わり、他の人との共生やコラボレーションがより重視されるようになりました。単なる効率化や技術革新だけではなく、調達、生産、消費、廃棄までの各工程が追跡できる「トレーサビリティ」や、人と人との結びつきも含めた「コネクティビティ」を軸に、人間中心に各テクノロジーの活用を見つめ直すことが求められているのです。

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キーワードは、「人間中心」

農業:遠隔サポートで若手農家に
ノウハウを伝承

最初のテーマは「農業」。トレーサビリティの観点で、西村氏と田子氏が最も注目している分野だと言います。

農業は既にテクノロジー活用によるDX化や、生産者まで遡れるトレーサビリティが進んでいますが、5Gを活用することでさらに深いつながりを創出することが可能になります。

西村氏は「スーパーで生産地からのトレーサビリティを追えるだけでなく、購入した食品を自宅の冷蔵庫に入れるまでのトレーサビリティーというのも考えられます。例えばオリーブオイルを買ったら帰路の途中にあるパン屋さんをレコメンドしてくれるなど。これは異業種同士が手を組むことで実現できるかもしれません」と述べました。

別の観点から5G活用の可能性を示唆したのは田子氏。「災害が多い日本では、一歩対応を間違えると畑が全滅してしまうこともあります。これから農業の若い担い手も増えてくるとき、災害時の対処法や収穫時期といったきめ細かな作業を、高解像度な映像を用いて遠隔でリアルタイムにサポートする。そのような活用方法も考えられます」(田子氏)

有田も「当社でも引き合いがあるのはARグラス。目の前の農作物に関するマニュアル表示や、遠隔でのリアルタイムな農業支援に大きなニーズがあります」と事例を紹介しました

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農業

教育:コロナ禍で求められる、
先生と学生の“ハートビートなつながり”

コロナをきっかけに、教育のあり方は大きく見直されています。特に田子氏が課題として挙げたのは、「授業外の先生と学生のコネクティビティ」です。「(大学などで)これまでは研究室などでコミュニティが活性化して、次の研究テーマが生まれていました。しかしオンライン授業では終了時間が来たら切れてしまうので、人間同士の繊細なニュアンスやパフォーマンスのリアルタイム性がつながっていません。ここは可能性だらけの分野だと思います」(田子氏)

大学院で非常勤講師を務める西村氏も、学生とのつながりの希薄さに課題を感じているようです。「ただ単純に情報を伝送するだけじゃなくて、ハートビートがつながるとか、リモートでも人間同士の温もりが感じられるソリューションをすごく求めています」(西村氏)

また、教育の地域格差を解決するための5G活用にも注目が集められています。有田は、「高解像度・低遅延の映像があれば、例えば渋谷のダンスの先生が地域の学校で、その場で一緒にダンスしている感覚でリモート授業を行うことができます」と解説。

田子氏も、「リアルタイムだからこそ感情が揺さぶられるものがありますよね。録画とは違う、リアルタイムならではのコンテンツの可能性を探ることが、これからの時代に必要だと思います」と述べました。

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教育

医療:DtoD領域のソリューションに注目!

西村氏は、「これだけリモートが浸透して住む場所も含めて自由になったのに、自分がその土地に根付かないといけない大きな理由に、かかりつけ医や信頼できる病院の問題があります。私がアメリカにいようとインドにいようと、自分が頼りにしている先生にリモートで相談できるソリューションがあったらすごく嬉しい」と、医者と患者をつなぐオンラインサービスに可能性を見出しました。

一方、有田は「DtoD(Doctor to Doctor)」の重要性についても言及。「医師にはそれぞれ得意とする専門分野があるため、例えば急患の患者に緊急性があるかどうかを総合的に判断するのは難しかったりします。その際に、遠隔で患者の映像とCTスキャンの情報などを同時に伝送すれば、複数の専門医に判断を仰ぐことができます。ほかにも救急車で搬送中の措置をリアルタイムで共有することで、受け入れ先の病院の負担を減らすことにも貢献できるでしょう」(有田)

「テクノロジー自体はたくさんあるので、啓蒙活動も含めて、医療従事者と患者の両方に働きかけられるといいですね」と西村氏は応えました。

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医療

金融:アバター接客で復職支援も

有田は、金融業界のトレンドの一つとして「アバター接客」を紹介。アバター接客は、コロナ禍で非対面接客が求められていることはもちろん、人手不足の課題を解決しうるソリューションとしても着目されています。「アバターであればパジャマ姿でも身振り手振りを交えて接客ができるので、例えば育児が大変で現場復帰ができない方の復職支援のニーズも出てきそうです」(有田)。

西村氏は、「金融や資産運用についてもっと積極的に学ぶ必要がある中、ホログラムが出てきて楽しく学べるような、ゲーム性を高めた金融教育を次世代に向けて作っていけるといいですね」と、金融に関する知識を高める方法としての5G活用の可能性を述べました。

「5Gならではの掛け算が改めて必要になる」と述べたのは田子氏。「業界ごとに切り分けて話をしていますが、金融はあらゆる業界に関わるもの。業界ごとの壁を取り払って一緒くたにしたとき、何が起こるのかを考えるのも面白いですよね」(田子氏)

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金融

今、そしてこれからの、5Gの姿

ここまで各業界で起こりうる5Gを活用した未来の姿を模索してきましたが、現状の5G活用案件のトレンドは「映像伝送・XRが約6割を占める」と有田から解説がありました。

例えば、4K映像伝送ソリューション「LiveU」は無線ネットワークを束ねる技術を駆使して、無線通信での安定した高画質映像中継を可能にしています。また、何度か話題に出てきたARグラスに関して、NTTドコモは「AceReal® for docomo」という遠隔作業支援ソリューションを提供。ビデオ通話、マニュアル表示、チェックリストなどの機能を持ち、現場作業などの業務遂行を強力にサポートします。

「一例として、電気設備の点検を初めて実施する新人の方がARグラスをかけることで、メンテナンスをするときのチェックリストが表示される、カメラの映像をもとに先輩社員が支持するといった現場作業シーンでご活用いただいています」(有田)。

西村氏は、「LiveUで漁船をリアルタイム中継できれば、漁師が釣ったばかりの魚を視聴者が目利きして購入するみたいな、新しい流通経路が作れそうですね」とアイデアを教えてくれました。

田子氏も、「ARグラスの使い方はいろんなシーンで考えられますが、ARグラス自体をハッキングして新しい発想で捉えたとき、何が起きるのかにとても興味があります」と感想を述べました。

こうして、5Gの可能性を語り合うセッションはあっという間に終了。最後に3名は応募を検討されている企業や自治体の方に向けてメッセージを述べて締めくくりました。

「このアワードをきっかけに、新しい協創や協調が生まれると素敵だなって思います。技術やアセットありきではなく、つながりたいというモチベーションやパッションがある方に応募していただけたら嬉しいです」(西村氏)

「特定の業界やカテゴリーにこだわるのではなく、アセットの組み合わせや掛け算による新しいデザインの創出を期待しています。今回は5Gにフォーカスしていますが、この先の6G〜7Gも見据えた、日本ならではのサービスが生まれるといいですね」(田子氏)

「これからどんなアイデアやアセットがエントリーされるのか、非常にワクワクしています。まだ応募締め切りまで時間はありますが、是非早めにエントリーいただけると嬉しいです」(有田)

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そしてこれからの、5G時代の姿

docomo 5G DX AWARDS 2021は、2021年8月15日(日)で受け付けを終了しました。

docomo 5G DX AWARDS 2021の詳細は、特設サイトからご覧ください。

docomo 5G DX AWARDS 2021特設サイトはこちら
「docomo 5G DX AWARDS」「ドコモ5Gオープンパートナープログラム」は、株式会社NTTドコモの登録商標です。
※「AceReal®」はサン電子株式会社の登録商標です。