ドコモ5Gオープンパートナープログラム

第2回 docomo 5G DX AWARDS® 2021
オンラインセミナー詳細レポート

「最優秀受賞者に聞く5G DX AWARDS応募のメリット」

2021年5月28日(金)、「docomo 5G DX AWARDS 2021」の一環としてオンラインセミナーを実施いたしました。

今回は昨年のアワード最優秀賞受賞者であるAMATELUS株式会社 代表取締役CEO下城伸也氏をゲストにお招きし、NTTドコモ 法人ビジネス本部 5G・IoTビジネス部 ビジネスデザイン第一担当 主査 岩田一生と山田雄亮とのトークセッションを開催。アワード受賞後のソリューション化によるビジネスの変化などをお聞きしました。

5G×自由視点映像で、
映像体験にイノベーションを

セミナー冒頭では、下城氏からAMATELUSの事業について紹介がありました。

AMATELUSが提供する「SwipeVideo」は、Web ブラウザで手軽に360°自由視点映像を視聴できる独自特許技術ソリューション。撮影カメラ台数無制限対応で、自由視点映像を生成し、視聴者はアプリを使わずにWEB上のスワイプ操作のみで高速に視点を切り替えられる点が特長で、エンタメ、スポーツ、技術教育、EC、イベントなどの利用シーンで数多くの企業・自治体に活用されています。

特にエンタメ/スポーツ分野は「前年比20倍以上のご相談を頂いています」と下城氏が話すように、コロナ禍における無観客イベントや無観客試合での活用ニーズが急増。アイドルグループなどで自分が推しているメンバーにアングルを切り替える「推しカメ企画」や、オンラインゴルフレッスン、サッカーのゴールシーン映像配信などが好評を得ています。

docomo 5G DX AWARDS 2020受賞後はドコモとのリレーションシップのもと、5Gを活用したオンライン音楽イベントのリアルタイム自由視点映像配信をはじめ、大学や専門学校、学習塾など教育機関の案件化を進めています。

下城氏は5G×SwipeVideoのメリットを「高画質(4K、8K)、低遅延で映像を配信し、視聴者はズーム時にも高精細で視聴ができること」と述べ、最近は医療機関における手術映像の生成など、高精細映像が必要なシーンでの相談も増えているそうです。

同社はユーザー同士のiPhoneのシャッターを世界中で同期できるアプリ「SVCam」を提供しており、5Gで高速大容量・低遅延・多接続が実現できれば、UGC(User Generated Contents:ユーザー生成コンテンツ)による映像生配信も可能になるとのこと。「BroadcastからPeoplecastへ。一人一人が小さなテレビ局になるような世界観を目指していきます」と今後の展望を述べました。

大企業とは思えないスピード感で、
全国の営業網に展開

ここからは、下城氏、岩田、山田の3名によるトークセッションの様子を一部お届けします。

岩田:まずは当時を振り返っていただいて、docomo 5G DX AWARDS 2020応募のきっかけを教えていただけますか?

下城氏:SwipeVideoの開発段階から5Gと親和性が高いと考えており、ご紹介いただいて応募しました。最優秀賞を頂けたときは、やっと5Gソリューション創出のスタート地点に立てたと実感できて嬉しかったです。

岩田:私たちも下城さんにご応募頂けて本当に良かったです。アワード終了後、すぐに映像プロジェクトチームを組んで、ソリューション化に向けて急ピッチで動き出しました。受賞後の変化についてはいかがですか?

下城氏:圧倒的なスピード感の変化を感じています。正直、大企業とは思えないスピードで動いてくださったことに驚いています。

岩田:5Gなので、やっぱりスピードが大事ということで(笑)。

山田:ドコモには全国各地に営業がいますが、docomo 5G DX AWARDSに対する営業の認知度や温度感が高いので、ソリューションを作る立場としてはとてもやりやすいと感じています。

岩田:認知という点で言えば、最優秀賞の特典の一つに「ドコモとの共同プロモーション」があります。プロモーション面の変化はいかがでしょうか?

下城氏:取引先企業や引き合い企業の皆様から、「ドコモと一緒にやっているよね」と言われることが多く、案件受注に至るまでのスピードが速くなったと感じています。

山田:我々もお客様から「SwipeVideoを扱っているんですか?」というお問い合わせを多数頂きました。5G活用のメリットがわかりやすいソリューションなので、お客様の興味・関心の度合いも非常に高い印象です。

下城氏:スタートアップではなかなかリーチできない地域の案件を獲得できたので、全国の強力な営業網という魅力を実感しています。

岩田:地域の法人営業は注力している部分です。SwipeVideoに対する営業の反応はどうですか?

山田:スマートフォンを使った5Gソリューションという点が響いているようで、ドコモの数ある5Gソリューションの中でも特にヒットしていると思います。

自治体案件に大型案件。
自社でアプローチが難しい販路を開拓

岩田:ドコモと協業でソリューション化したことによる、大きな変化はありますか?

下城氏:自治体案件の増加です。スタートアップは自治体とリレーションがあるケースが少ないため、なかなかアプローチするのが難しい領域。そこはドコモさんとの協業で生まれた大きな変化だと思っています。

それから、SwipeVideoを「5Gソリューション」とドコモから訴求していただけること自体、プロモーション面でとても助かっています。

岩田:5Gソリューションを全国に広めていくためには、自治体の皆様のご協力が不可欠なので、自治体へのご提案は今後も継続して力を入れていきたいと考えています。今後、ドコモと一緒にどんな取り組みをしていきたいですか?

下城氏:ドコモさんがスポンサードされている世界的なイベントや大会など、我々スタートアップだけでは到底手が届かないような大規模な案件に、当社のソリューションをご活用いただけたら嬉しいです。

山田:SwipeVideoは誰が見ても5G活用のメリットを感じていただけるソリューションなので、ぜひグローバル案件にもアプローチしていきたいと思います。

岩田:最後に、今回のアワードに応募を検討している企業の皆様にアドバイスをお願いいたします。

下城氏:スタートアップ側からすると、大企業のアクセラレータープログラムに参加する際の懸念点が、スピード感だと思うんです。今回は、さすがに難しいかも?という部分まで非常にスピーディにご対応いただけたので、とっても驚きました。受賞しなくても5Gソリューション化に向けて動いている企業もいらっしゃるので、迷っている方はとりあえず応募してみることをおすすめします。応募したもの勝ちだと思っています。

岩田:素晴らしいコメントをありがとうございます。我々としてもスピード感は大切にしていきたいので、ぜひ応募を検討されている皆様もお早めの応募をお願いいたします!

Q&Aコーナー

今回のセミナーでは、視聴者からアワードやSwipeVideoに関する質問が数多く寄せられました。Q&Aをいくつか抜粋して紹介します。

【SwipeVideoに関する質問】

Q:SwipeVideoの利用方法として、現在のコロナ禍での使い方・アイデアなどありましたら教えてください。
A:スポーツ/エンタメのイベントを無観客で開催する際、そのイベントのマルチアングル映像をユーザーに届ける有料配信サービスがご好評をいただいています。また技術教育分野では、対面での授業ができない中、オンライン教材を作成して遠隔の生徒たちに教材を試聴してもらう取り組みを行なっています。こちらはアーカイブ配信のほか、リアルタイム配信も可能です。(下城氏)

Q:SwipeVideoを使える広さに制限はありますか?
A:撮影可能な広さに制限はありません。例えば、サンフランシスコと東京の映像をSwipeVideoにすることも可能です。(下城氏)

Q:SwipeVideoは自社だけでも十分価値のあるサービスだと感じましたが、ドコモにはどんな点で協力していただいていますか?5Gの部分だけでしょうか?
A:ご支援いただいていることの一つが、全国の顧客への営業チャネルを活用した販路拡大。それから、スマホで多視点撮影を行う際に、端末をドコモさんから提供していただくことも多いです。(下城氏)

Q:ピッチ優勝後、どのくらいでサービス化しましたか?
A:1ヶ月半弱でサービス化しました。ほぼ毎日ラリーさせていただき、驚くほどのスピードで進められました。(下城氏)

【docomo 5G DX AWARDS 2021に関する質問】

Q:5Gの環境がないのですが、ドコモさんで何か試す環境など相談によっては提供してもらうことは可能ですか?
A:ソリューション化に向けてはこちらで環境をご用意して、検証していく形になります。(岩田)

Q:5Gが必ず必要なコンテストですか?4Gで検証中の商品がほとんどなのですが、選考条件に合わない可能性はありますか?
A:5Gとの組み合わせを前提としたアワードですが、ご応募頂いたアセットをもとに、私たちでも5Gソリューションが生まれるかを検討いたしますので、現状では5Gが必要かどうかは関係なく応募していただいて大丈夫です。(岩田)

Q:応募要項に「技術・プロダクト・サービス」と記載がありますが、どの段階であれば応募するのに望ましいでしょうか?例えば、企画段階、でも段階、商用段階など。
A:最終的にサービス化につながるかどうかを検討いたしますので、どの段階で応募していただいても問題ありません。(岩田)

Q:営業網以外に技術軸観点での連携メリットはありますか?
A:弊社にも技術部隊がいてソリューション化に取り組んでおりますので、技術的な観点からのサポートやアドバイスも行うことができます。(岩田)

現在、AMATELUSさんとは一緒にSwipeVideoが全国に汎用的に売れていく仕組みを構築しています。アーリーアダプターのみならず、地域のお客様に幅広く簡単にお使いいただけるものにアップデートしていく必要があるので、そういったサポートも提供していきたいと考えています。(山田)

Q:ゲームエンジンなどミドルウェアにロイヤリティが発生するソリューションは対象になりますか?
A:ソリューション化にあたって検討事項は出てくると思いますが、そこは柔軟に可能性を探っていきたいと考えています。今回は映像ソリューションの事例紹介でしたが、幅広いテーマを募集していますし、テーマに沿わない技術やソリューションでも問題ありませんので、皆様からの応募をお待ちしています。(岩田)

docomo 5G DX AWARDS 2021は、2021年8月15日(日)で受け付けを終了しました。

docomo 5G DX AWARDS 2021の詳細は、特設サイトからご覧ください。

docomo 5G DX AWARDS 2021特設サイトはこちら
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