ドコモ5Gオープンパートナープログラム

ドコモ5Gオープンパートナープログラム® 「5G BUSINESS CAMP
IN SENDAI」
開催レポート

5G BUSINESS CAMP IN SENDAI 開催レポート@仙台国際ホテル

NTTドコモは、5月10日(金)に仙台国際ホテルにて、ドコモ5Gオープンパートナープログラム 「5G BUSINESS CAMP IN SENDAI」を開催しました。全国各地で回を重ねて4回目となる当イベントでは、東北エリアでビジネスを展開するパートナーの皆様に5Gの最新動向をご紹介し、実際のソリューションに触れていただきました。

5Gがデジタルトランスフォーメーションの軸に

オープニングスピーチでは「5Gでより豊かな未来を」と題して、ドコモ執行役員 東北支社長 藤原道朗が登壇。まず5Gの特徴や導入意義について述べ、協創によってパートナーとともに互いのビジネスを成長させるビジョンを説明しました。

「5Gがこれからのデジタルトランスフォーメーションの軸になっていくでしょう」と話したうえで藤原は「体に例えるなら5Gは神経にあたるもの。皆様の事業に貢献していきたい」と訴えました。またエリア展開については「必要とされる場所に適切な機能を展開します」と話し、個人利用に加えて第一次産業や工場などの幅広いニーズにも応えていく姿勢を表明しました。

防災ドローンやIoT養鶏など東北との協業事例

講演の後半では、東北での協創事例についても詳しく紹介しました。

仙台市は国家戦略特区として、防災分野でのドローン実用化を目指しています。2016年から連携協定を結ぶドコモとは、一般的に使われるWi-Fiではなく、遠隔地からより長距離に届くLTE通信を使用した実証実験を行っています。最長10kmの湾岸線を飛行し、スピーカーで津波避難を呼びかけながら、ドローンのカメラ映像やその他の情報をリアルタイムに把握することに成功しました。今後は5Gの活用も見込んでいます。

国立大学法人岩手大学とドコモは2018年に連携協定を結び、地場産業の活性化や地方創生を目指した実証実験を行っています。2019年2月からは民間の養鶏場で「IoT養鶏システム」のフィールド実証実験を開始し、5G、AI、センサーを組み合わせて生育環境の「見える化」と制御を行い、鶏舎内環境の改善による生産性向上を目指しています。そこでは多数のIoTセンサーと接続する必要があり、5Gの「多接続」の特徴が活かされています。

5Gソリューションの提供者と利用者両方の実例も

続くKeynoteスピーチには、ドコモのソリューションサービス部長 三ヶ尻哲也が登壇。「5G時代のソリューション協創」と題して、協創のためにドコモが取り組む内容のうち特にパートナー支援体制について詳しく説明しました。

三ヶ尻はこのイベントの目的について、2019年9月20日に控えたプレサービス開始に向けて、5G活用を具体化するためのキックオフであると話し、「地に足の付いたサービスを作りあげたい」と意気込みを語りました。

スピーチの後半には、パートナー各社にもご登壇いただきました。5Gを使ったソリューションを提供する「ソリューションパートナー」として、サン電子株式会社の大木順平氏から、産業用途に特化したスマートグラスを使った遠隔支援ソリューション「Ace Real」をご紹介いただきました。

さらに「Ace Real」を使用する「フィールドパートナー」である株式会社TTK 執行役員 開発・研修センタ所長 大倉武博氏から、活用状況をご紹介いただきました。同社は仙台市に本社を置く情報通信エンジニアリング企業で、情報通信インフラの設置業務などにAceRealを活用しています。現場での業務支援はもちろん、技術者の育成にもその有効性を実感したといいます。

続いて放送業界のソリューションパートナーから、ソニービジネスソリューション株式会社 バリュー・クリエイション部門 マーケティング部 担当部長 小貝肇氏にご登場いただきました。ビデオスイッチャーをクラウド化することで、複数台のカメラによって生まれる臨場感のある映像を専用設備なしでリアルタイムに配信可能にするクラウドサービス「Virtual Production」をご紹介いただきました。

そして、こうした映像ソリューションに期待する立場として、株式会社仙台放送 ニュービジネス開発局 デジタル事業部 アカウントディレクター 工藤健太郎氏にお話しいただきました。2018年10月に開催された「東北・みやぎ復興マラソン2018」におけるドコモとの実証実験では、5Gを使って「4Kカメラ映像伝送」と「カメラリモート制御」を行い、地上波生放送を実現した日本初の事例となりました。中継に必要な大がかりなケーブル敷設を、5Gによって無線化できることが示されました。

5Gスマートフォンをハブに広がる「MY NETWORK構想」

続いて「5G時代の新たなユーザー体感 -多様なデバイスが広げる可能性-」と題し、ドコモの移動機開発部長 二方敏之が、ドコモが考える5Gデバイスとサービスの姿について説明しました。

二方は、世界での5G導入計画を念頭に、エリアと端末をバランスよく展開することが大事だとの認識を示しました。そして、日本でも4月10日に周波数が割り当てられたことから「5Gの特徴を活かしたエリア構築に着手しています」と状況を説明しました。

端末については、手ごろな価格の5Gスマートフォンをハブとし、ユーザーが必要とする周辺機器を接続することでユーザー体感を拡張する「MY NETWORK」構想を紹介しました。この構想では、オープンなデバイスに対してオープンなサービスを連携できること、多様なデバイスをストレスフリーで接続できることが重要だと強調しました。

各社のソリューションを体感できる展示コーナーを設置

本イベントでは、5Gに関する講演のほかに、隣接するビジネスネットワーキング会場にてさまざまなソリューションを体感できる展示が設けられました。大きく「アイデア創出ゾーン」「サービス創出環境ゾーン」「ソリューション展示」の3エリアで構成され、業界ごとにビジネス課題を解決するアイデアの切り口や、ドコモが提供するアセット、ソリューションの実物などを35の展示でご紹介しました。会場内に設けられたショートピッチエリアでは、各ソリューションパートナーによる説明に多数の参加者が耳を傾ける様子が見られ、ソリューションに対する関心の高さが伺われました。

展示の中から、東北地方にフォーカスして2つをご紹介します。

東北発!5G時代に向けた実証実験の取組み(岩手大学+仙台市+仙台放送)
【実証実験 in 東北】

東北で行われた実証実験について、オープニングスピーチとKeynoteスピーチでも触れた「IoT養鶏システム(岩手大学)」「津波避難広報(仙台市)」「可搬型中継カメラシステム(仙台放送)」の事例を中心に、特設ブースにて詳しくご紹介しました。

短遅延配信システム Zao Cloud View(株式会社ソリトンシステムズ)
【東北発】

専用送信装置と接続したカメラまたはAndroid端末で撮影した映像を、クラウドまたはオンプレミスサーバー経由で最大6台のパソコンなどに配信し、リアルタイムの同時視聴や会話を可能にするソリューションです。山形市蔵王にある同社の開発センターで開発され、名称「Zao」の由来にもなっています。

用途の一例として、イベント会場での警備に役立てられているほか、ドローンからの映像を使った遭難捜索訓練でも使用されているそうです。5Gによって、さらに高画質・短遅延で安定した映像伝送が可能になります。

そのほか、会場内には「5Gビジネスコンシェルジュ」が設けられ、ドコモのエンジニアや担当者が5Gを活用したビジネスについてご相談を承りました。9月20日のプレサービス開始まで4カ月となりました。新しい価値創造と社会的課題解決に向けて、ドコモはパートナー企業様との協創を活性化させています。

※「ドコモ5Gオープンパートナープログラム」「docomo 5G DX AWARDS」「ドコモ5Gオープンラボ」「ドコモオープンイノベーションクラウド」は、株式会社NTTドコモの登録商標です。
※「ネットワークカスタマイゼーション」「キャリー5G」「クラウドダイレクト」は、株式会社NTTドコモの商標です。