ドコモ5Gオープンパートナープログラム

「DOCOMO Open House 2020」開催、
5Gの今と未来を一挙に体感!

DOCOMO Open House 2020 @東京ビッグサイト(青海展示棟A・B)

NTTドコモは、1月23日(木)と24日(金)の2日間にわたり東京ビッグサイト青海展示棟において「DOCOMO Open House 2020」を開催しました。本イベントは、講演や展示などの多彩なプログラムを通じて、2020年春に商用サービスが開始する5Gを軸とした新しいサービスを体感いただき、5G時代とさらに先を見据えたビジネスをパートナーの皆様と協創するためのイベントです。テーマはデジタルマーケティングや事業創出など多岐に渡りますが、本レポートでは5G Businessゾーンを中心にお届けします。

5Gを軸にドコモの今と未来を体感できるイベント

「ようこそ、5Gリアルワールドへ。そしてその先へ。」のメッセージが掲げられた会場には、約270のテーマで展示が展開されました。

会場のおよそ半分を占めた5G関連のエリアは、パートナーとの協創プロセスや機会創出への取り組みを紹介する「5G Business」のほか、5Gを駆使しながら多彩なパートナーと協創し新たな価値を生み出していくビジョンを紹介する「5G Vision」、さまざまな生活シーンの可能性を拡げていく現在と未来への取り組みを紹介する「5G Lifestyle」、ドコモの最先端技術への取り組みや可能性を紹介する「5G Future & Technology」と4つのゾーンで構成されました。

5Gリアルワールドを実現したパートナーとの協創

満席となった基調講演には、ドコモ代表取締役社長の吉澤和弘が登壇し、「5G、より豊かな未来の到来」と題して講演しました。5Gで「今実現しているもの」「少し先で実現するもの」「さらに未来で実現するもの」のいずれも体感できるイベントであることを紹介しつつ、「5Gのリアルワールドにお招きし、ユースケースも見ていただくことで未来を発信するイベントです」と強調しました。

「5Gはプレサービス中であるものの、商用サービスで実際に使われる電波を使った展示も20ほどあります」と展示内容に触れ、講演タイトルを「未来の到来」とした理由も、すでに5Gが実用段階にあることを示すものだと話しました。

ドコモは2017年に中期戦略2020「beyond宣言」を策定しました。これは5Gを通じて「お客さまへの価値・感動」と「パートナーとの価値・協創」の実現をめざすことを宣言したものです。

「ドコモは5Gを手段として提供できるものの、産業への貢献や社会課題解決などを実現する上ではドコモだけでできることは限られており、新しい価値を生み出すにはパートナーとの協創が必要です」と説明。その上で、「特に5Gのユースケースは“+d”と呼ぶ協創による取り組みの成果です」と実績を紹介し、一層の協創促進とアセットの充実を図る考えを表明しました。

「ネットワークだけでなく、協創プラットフォームが重要です」と強調し「ドコモ5Gオープンパートナープログラム®」については「現在、3200を超える企業・団体とパートナーを組ませていただいています」と紹介し、これまでの実績を振り返りました。

5Gネットワークの整備については、「97.02%と日本No.1の基盤展開率、1万人の5G技術者によって、2020年6月末に47都道府県で基地局を展開し、2021年6月末には1万局をめざします」と説明しました。研究開発においても「5G標準必須特許候補件数は世界6位で、通信事業者としては世界1位です」とドコモの先進性を紹介しました。実験も順調に進んでおり、JR東海と共同で実施した東海道新幹線における5G無線通信実験では、時速283kmの高速走行における「1Gbps超での5G無線データ伝送」など4つの世界初を達成しています。

パートナー各社とドコモの協創が、互いの持続的成長に結びつくよう願う吉澤は、最後に改めて「5Gのリアルワールドと、その先も見ていただきたい」と来場者に呼びかけました。

「開発」と「導入」、それぞれの立場で利用可能な2種類のパートナープログラム

「ドコモ5Gオープンパートナープログラム」は、さまざまな領域の企業様と5Gを活用した新たなビジネスの創出を目指す取り組みで、基調講演で吉澤が説明したとおり約3200のパートナーが参加しています。2017年5月から現在までにパートナーと多くのトライアルを実施し、会場で展示しました。

プログラムに参加しているパートナーは、5Gソリューションの「開発」を検討する「ソリューションパートナー」と、「導入」を検討する「フィールドパートナー」というように、目的別で二つに分類されます。

5G最新情報の提供やマッチングの相談、技術相談、導入相談といったサービスのほか、「ドコモ5Gオープンラボ®」では常設の5G技術検証環境を利用でき、基地局装置や映像伝送機器などを無償提供しています。またソリューションパートナーとドコモが提供する5Gソリューションの検証や利用が可能な「ドコモオープンイノベーションクラウド®」も提供しています。

ドコモ5Gオープンパートナープログラムから誕生した5Gソリューション

ドコモ5Gオープンパートナープログラムから誕生した、5Gソリューションの一例をご紹介します。

株式会社ワコムの「3Dデザインソリューション」は、3Dデザイン分野における働き方改革に貢献するものです。VRゴーグルや3D描画装置を使うことで、企業別拠点や自宅など別拠点にいるデザイナー同士が協力し合い、VR空間上で1つの3Dオブジェクトを作りあげることを可能にします。5Gの「高速」「大容量」「低遅延」によって、大容量の3Dデザインのデータもストレスなく共有し、指示や認識合わせができます。

サン電子株式会社は「5G×ARスマートグラスで実現する“空間共有支援”」を紹介しました。フィールドサービスでは人手不足や技術継承が課題となっていますが、現場作業者が装着したスマートグラスのカメラ映像を熟練者が遠隔地から確認して指示を出したり、動画ファイルなどをスマートグラスに送信したりすることで解決を図るソリューションです。5Gの「高速大容量」「低遅延」によって、鮮明なコンテンツを円滑に転送し、あたかもその場にいるかのような「空間共有支援」が可能になります。

最近では、フィールド作業にドローンを用い、ドローンに装着したカメラ映像をスマートグラス上で確認して点検・確認業務を行うなど、活用の用途が広がっています。

5Gで接続するクラウドソリューションも容易に開発できる
ドコモオープンイノベーションクラウド

ネットワンシステムズ株式会社は「顔認証ソリューションSAFR」を紹介しました。カメラの映像をドコモの5Gネットワークを通じてドコモオープンイノベーションクラウド(dOIC)上に伝送し、リアルネットワークス社の顔認証ソフト「SAFR」のAIや深層学習によって処理したうえで認証を行います。1秒以下の高速・高性能な認証が可能で、汎用的なIPカメラやスマートデバイスのカメラを利用できるのも特徴です。登録ユーザーの入退館を認証するだけでなく、商業施設で来場者の性別や年齢、感情を推定してマーケティングに活用する用途でも利用可能です。

本ソリューションでは、プライバシーに配慮してすべての顔情報は認証後に消去しており、またドコモの5GとdOICが一体となった環境で完結するため、外部サービスなどにデータを共有する必要がなく、高いレベルでのセキュリティを確保しています。

未来を予見させる新ソリューションも登場

少し先の未来に向けたソリューションについても、ドコモ5Gオープンパートナープログラムで開発が進められています。

株式会社ABALは「多階層空間型VRプラットフォーム」を開発しています。現実世界では1つの空間に置ける展示物や来場できる人数に限りがあります。このプラットフォームでは、VR HMD(ヘッドマウントディスプレイ)とユーザーそれぞれの位置情報を利用することで、バーチャルな空間の中で、さらにバーチャルな複数階層のフロアを作り出すことができます。1つのVR空間に6フロアのビルのように拡張し、さらにそれぞれのフロアをエレベーターで行き来するということができるようになっています。

株式会社リコーは「5G×IoT×AI×ロボで点検業務の効率化」を紹介しました。同社が得意とする光学技術を活かした360度カメラや高精細カメラをロボットに搭載し、遠隔でのスムーズな点検業務を実現するものです。変電所やプラント、機械室など屋内外問わず利用できるよう、ドコモとともにフィールドでの実証実験を行い、実用化を目指しています。また、カメラ映像や走行データをもとにした模倣学習による自律制御に関しても実証実験を進めています。

5Gビジネスの相談ができるコンシェルジュカウンターも盛況

5Gに関するあらゆる相談にドコモ担当者がお答えする「コンシェルジュカウンター」は、これまでのイベントでも好評でしたが、今回5G Businessゾーンの一角に設けられたカウンターでも盛況でした。本イベントを通じて5Gの可能性を体感し、その場で自社のビジネスに結びつけようと行動に移す来場者の姿が多く見られ、一時は満席となりました。

コンシェルジュカウンターでは、ドコモ5Gオープンパートナープログラムへの入会手続き、技術や導入に関する相談を希望する皆様が訪れ、「5Gが自社ビジネスにもたらす価値が、よく理解できた」「相談に満足した」といった声を多くいただきました。

来場の皆様には「5Gに使えそうなデバイスや技術を持っている」「業務改善に役立つソリューションを探している」といった強みや課題を伺うアンケートに協力いただき、パートナー同士やドコモとのビジネスマッチングを進めるために有意義なご意見を皆様からいただくことができました。

本イベントにていただいた情報をもとに、ご参加いただいたパートナーと連携し、「協創」をさらに進めてまいります。

目前に控えた5G商用サービス開始。ぜひドコモとともにビジネスの創出を

スマートシティやスマートモビリティ、スマートファクトリーなどによって社会課題解決や新たな価値創出が実現されようとしています。それを下支えする技術の中心に位置づけられるのが5Gです。そしてスマート社会の実現には、幅広い業種のソリューションが求められ、互いにつながり、価値を高め合う協創が重要になります。ぜひドコモとともに、5Gで未来を創っていきましょう。





※「ドコモ5Gオープンパートナープログラム」「docomo 5G DX AWARDS」「ドコモ5Gオープンラボ」「ドコモオープンイノベーションクラウド」は、株式会社NTTドコモの登録商標です。
※「ネットワークカスタマイゼーション」「キャリー5G」「クラウドダイレクト」は、株式会社NTTドコモの商標です。