ドコモ5Gオープンパートナープログラム

  • 映像・音声伝送

5Gを活用した救急搬送高度化ソリューションの実現に向けた実証試験

開催概要

実施日

2019.02.15(金)

実施場所

前橋市役所(群馬県前橋市)

参加企業・団体

検証項目

救急指定病院と救急車・ドクターカーの間に5Gを用いた通信路を構築。高精細な診断用映像の伝送を可能とすることで、適切な処置を行うまでの時間の大幅な短縮と救命率の向上をめざした、救急医療分野で初の5G実証試験を行いました。

※本実証試験は、ドコモが実施主体となり総務省から請け負った平成30年度5G総合実証試験として実施。

実験結果

前橋市役所の11階会議室を救急指定病院に見立て、12階の窓際両端(東西)に2基、5G基地局を設置。前橋市役所周辺を、走行ルートとして設定しました。
救急車とドクターカーにもそれぞれ5G移動局を搭載。ベッドサイドモニターなどの各医療機器の映像を3者間で共有する仕組みとし、救急車からの4Kで高精細な映像をドクターカー側で受信するという、「移動局間でのデータ送受信」が、試験のポイントとなりました。
検証に当たっては、「交通事故、50代男性が乗用車との接触事故により受傷した」という通報により、救急車・ドクターカーが出動。3者間のリアルタイムコミュニケーションシステムを用いて、マイナンバーカード(救急搬送支援システム)による患者情報の特定(患者本人の確認、既往歴、服薬、緊急連絡先)や、4K接写カメラによる左側頭部皮下血種や右胸部の打撲痕・奇異性運動の映像を救急車から共有し、途中、ドッキングポイントで患者を救急車からドクターカーへ移し替えた後、ドクターカーから医療機関へ超音波診断装置(エコー)の映像や12誘導心電図の映像共有を行いながら患者を搬送するというシナリオで試験を行いました。
当日参加した医師からは、「救急隊からの情報は音声であり現場の状況を想像するしかなかった。しかし、5Gによる映像伝送はあたかも目の前に患者さんがいるかのような状況を創り出すことが出来る。さらに、複数の情報を一度に伝送できることから的確な判断が行いやすい。5Gは救急医療の現場で有効だ」というコメントをいただきました。

5G実証試験実施模様
前橋赤十字病院高度救命救急センター

実証実験の機器構成

5G基地局・移動局 日本電気株式会社 28GHz帯無線装置 Massive MIMOアンテナ搭載

実証実験のシステム構成図

(1)マイナンバーカード(救急搬送支援システム)を活用した患者情報の確認 ※患者が意識不明な場合でも確認可能 (2)映像と音声による三者間でのリアルタイムコミュニケーション ※三社間:病院、救急車、ドクターカー (3)走行中の救急車内から患者の容体等を高精細な映像で、病院とドクターカーへ伝送し、医師から適切な指示が可能

各社の役割

関係者調整、実証試験の実施フィールド提供
一般社団法人ICTまちづくり共通プラットフォーム推進機構 公的個的人証サービスの提供、実証試験のサポート
前橋赤十字病院 救急医療面での知見提供、医療従事者の参加
前橋市消防局 救急活動面での知見提供、救急車及び救急隊員の参加
前橋工科大学 救急搬送支援システムの提供、試験に係る知見の提供
5G装置の運用
株式会社NTTドコモ 実施主体、全体とりまとめ

※「ドコモ5Gオープンパートナープログラム」「docomo 5G DX AWARDS」「ドコモ5Gオープンラボ」「ドコモオープンイノベーションクラウド」は、株式会社NTTドコモの登録商標です。
※「ネットワークカスタマイゼーション」「キャリー5G」「クラウドダイレクト」は、株式会社NTTドコモの商標です。