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5Gを活用した遠隔ダンスレッスンで、すべての生徒に最先端の学びを体感 「5G遠隔ダンスレッスン」実証実験レポート

開催概要

教育の地域間格差を解消するために、5Gは何ができるのか。人材が不足しがちな地方では、専門性を要する分野の教育に課題があります。2012年に必修化されたダンスも、その一つとなります。5Gの活用で、教育水準の維持向上をめざすドコモは今回、渋谷と広島を5Gでつないだダンスレッスンの実証実験で、課題解決の可能性を探ります。

実施日

2019.11.09(土)

実施場所

[渋谷]渋谷スクランブルスクエア 15階
[広島]イノベーション・ハブ・ひろしまCamps

参加企業・団体

渋谷-広島間を5Gで接続
ともに一つのダンスを作り上げる

2019年11月9日、東京都渋谷区の渋谷スクランブルスクエア内「SHIBUYA QWS」と、広島県広島市のイノベーション・ハブ・ひろしまcampsを5Gでつなぐ遠隔ダンスレッスンの実証実験が行われました。一般社団法人渋谷未来デザイン、広島県、ドコモの三者の共同企画として行われたこの実証実験は、渋谷の中学生8人と、広島の中学生8人を対象に、5Gネットワークで映像を相互に中継することで、遠隔地同士が一緒にダンスのコラボレーションしながら、渋谷会場にいるダンス指導員の指導を受ける、というものです。さらに4D動画のストリーミング映像配信ソリューション「Free View Point Tube」を活用し、好きな角度からダンスの動画を立体的に学ぶことができます。指導は、広島県出身のダンサー、Shingo Okamoto氏が担当。著名なアーティストのバックダンサーを数多くつとめ、振付も行う氏による最先端の指導は、ダンスを志す若者にとっては憧れです。特に東京に行くことの少ない広島の生徒にとっては、またとない機会であったでしょう。

教育の地域間格差をICTで解消する

本実証実験の狙いは、教育分野での地域間格差を、5GをはじめとするICTによって解消することにあります。監修を務めた、東京学芸大こども未来研究所会部研究員の岡本和隆氏は「2012年にダンスの授業が必修化され、7年が経過しますが、現場の先生にはいまだに戸惑いがあると思います」と話します。また、「ダンスを、どのように教えていいのかわからない、という先生が多いです。そうすると、どうしてもわかりやすい振付偏重の指導になってしまって、『リズムに乗る』ことや、ダンスを通じて日常生活とは異なるコミュニケーションを体験することなど、ダンス教育の本来の目的まで、なかなか行きつかないのです。」と語りました。ダンス教育の専門家はまだまだ少ないのが現状で、特に地方においては、ダンス教育の人材不足を感じるとのことでした。

5G接続と、「Free View Point Tube」が
臨場感・一体感ある遠隔授業を実現

今回の実証実験では、渋谷-広島の二拠点間を5Gで接続することで、高解像度の画像を遅延なく中継できました。振付のなかには、渋谷会場と広島会場の生徒たちが一緒になってウェーブをつなぐ場面がありましたが、渋谷から広島に、ウェーブがきっちりとつながっていく様子に、生徒たちは歓声を上げていました。さらに受講生は、「Free View Point Tube」を使って、事前収録した指導員のダンスレッスン動画を360°好きな角度から何度も繰り返し確認し、ダンスの動作を立体的に体感しながら学びを深めました。講師の踊りを自由な視点から何度でも確認できるため、難しい振付の理解も早く、また指導中に疑問点があれば、その場で確認ができ、効率的にレッスンを進めることができていました。従来の平面上での映像では理解しづらい背後の動きが確認できることが大きな特徴で、今までの学びをさらに深めることができていました。

一緒に踊って、一緒に楽しむ
「共感」も伝わる遠隔授業

参加した生徒たちは、離れていても一緒の場所にいるかのように充実した時間を過ごしたようです。広島会場の生徒たちは「東京は遠い、というイメージがありましたが、東京のみんなと一緒にレッスンできている感じがあって、とてもうれしかったです」、渋谷会場の生徒たちは「今後も全国のみんなと踊ることのできる機会があったらいいと思います」と話してくれました。指導したShingo Okamoto氏は「遠隔授業という形式は、今までに考えたこともなかった教え方。でも今日は生徒の反応を感じながら教えることができました。遠隔授業であっても、一体感があって『共感』できることがわかりました」と実証実験の印象を話します。「広島出身で、地元に愛着はあっても、なかなか訪問できませんでした」というShingo Okamoto氏、今回の実証実験で、遠隔授業という形で渋谷と広島の生徒をつなげることができたことに、5Gの新たな可能性を感じているようでした。

5Gの普及・浸透で
教育の未来を変えていく

ドコモでは、教育の地域間格差解消のために、本実証実験をはじめさまざまな取組みを通じ、教育分野での5Gの活用について、技術・運用の知見を高めていく考えです。ダンス以外にも、専門分野の指導者が少ない地域はまだ多いのが現状です。例えば合唱や各地の郷土史などの領域においても、同様に遠隔授業の活用が期待されます。5Gの浸透・普及が、教育の未来を変え、新しい教育のカタチが形成されていく、その可能性を垣間見ることのできる実証実験となりました。

(参考)5G実証実験レポート「5Gを活用した高精細 AR・VRコンテンツで臨場感のある遠隔授業を実現」

実証実験イメージ

(参考)ドコモの「5G」

ネットワーク構成

※「ドコモ5Gオープンパートナープログラム」「docomo 5G DX AWARDS」「ドコモ5Gオープンラボ」「ドコモオープンイノベーションクラウド」は、株式会社NTTドコモの登録商標です。
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